プレーリードッグは野兎病などの影響で海外からの輸入が禁止されレアな動物へと大変身

北米のプレーリー(大平原)で生活しているプレーリードッグですが、サル痘や野兎病という病気のために北米の流通が規制されたため、日本でのペットショップでの販売価格が数万円(5万円程度)だった個体が数十万円(50万円程度)まで値上がりしました。
いまは国内繁殖のみで流通していますが、そもそも繫殖が難しいこともあり入手が困難です。
性格はいたって穏やかで人間にも懐きますが、後半で記載するように広い敷地が必要なことと穴を掘って生活する動物ですからペットとして飼うのは難しいと思います。

プレーリードッグは、北アメリカの草原地帯に生息するリス科の小型哺乳類です。
名前に「ドッグ」とありますが犬の仲間ではなく(鳴き声が犬に似ている説)、地面に掘った巣穴で群れを作って暮らすげっ歯類です。
体長は約30~40cm、体重は1kg前後で、短い尾と丸みのある体つきが特徴です。
主に草や植物の葉、種子などを食べる草食性で、広大な草原に複雑な地下トンネル網を築いて生活しています。
プレーリードッグは非常に社会性が高く、仲間同士で鳴き声を使ったコミュニケーションを行います。天敵を発見すると警戒音を発し、群れ全体に危険を知らせることで知られています。そのため「草原の見張り番」とも呼ばれています。
また、立ち上がって周囲を見渡す愛らしい姿や、仲間同士で挨拶をするような行動が人気を集め、動物園でも親しまれている動物です。

プレーリードッグの飼育管理と注意点など
プレーリードッグを飼育する場合は、広い飼育スペースと適切な温度管理が必要です。主食にはイネ科の牧草(チモシーなど)を与え、補助的に専用フードや野菜を与えます。
また、地面を掘る習性や物をかじる習性が強いため、一般的な小動物用ケージでは十分とはいえません。運動や行動欲求を満たせる環境づくりが重要です。
さらに、プレーリードッグは社会性が高く、人とのコミュニケーションも必要とするため、十分なふれあい時間を確保する必要があります。
- 広い飼育スペースが必要
- かじり癖が強く家具や配線を傷めることがある
- 発情期には気性が荒くなる個体もいる
- 専門的な診療が可能な動物病院が限られる
- 長期間の継続的な世話が必要
そのため、プレーリードッグは見た目の可愛らしさだけで飼育を始めるのではなく、生態や習性を十分に理解したうえで迎えることが大切です。

