どうやらこの目の大きさはジャイアントジャービルではなくモンゴルスナネズミというらしい

13年前のペットショップで撮影したこの写真。当時の展示プレートには「ジャイアントジャービル」と書かれていた。
その頃は特に疑問も持たず、珍しいネズミの仲間として撮影しただけだった。しかし写真を整理しているうちに、ふと気になったことがある。本当にこの個体はジャイアントジャービルだったのだろうか。

ジャイアントジャービル(Great Gerbil)は中央アジアの乾燥地帯に生息する大型のスナネズミの仲間である。学名は Rhombomys opimus。英語では Great Gerbil と呼ばれ、日本語ではジャイアントスナネズミとも呼ばれる。
一方、日本で一般的にペットとして流通しているのはモンゴルスナネズミである。学名は Meriones unguiculatus。英語名は Mongolian Gerbil。単に「ジャービル」と呼ばれることも多く、日本のペットショップで見かけるスナネズミのほとんどはこちらの種類だ。

改めて写真を見てみると、この個体は非常に大きな目を持ち、顔つきも一般的なモンゴルスナネズミに近いように見える。また、日本国内でジャイアントジャービルが流通した記録は現在でも非常に少なく、飼育情報や販売記録もほとんど見つからない。
もちろん写真だけで種を断定することはできない。しかし、13年前の展示表示が正しかったのか、それとも別種がジャイアントジャービルとして紹介されていたのかは興味深いところである。
当時のペットショップでは、現在よりも珍しい動物が展示されることも少なくなかった。今では見かける機会の少ない小動物も多く、この一枚の写真から当時のペット業界の雰囲気を感じ取ることができる。
13年後になって改めて見返してみると、ただの記念写真だったはずの一枚が、小さな謎を残した記録写真へと変わっていた。

