日本の自然を一緒に辿る 愛媛県道後温泉あたりを歩いてみましょうか

どうしても動物好きなので「とべ動物園」に向いてしまうがぐっと我慢して道後温泉付近を散策

※掲載写真は2018年撮影。保存修理工事前の道後温泉本館の様子です。現在は約5年半にわたる保存修理工事を終え、創建当時の趣を残した姿で営業しています。

道後温泉本館|日本最古といわれる温泉のシンボル

愛媛県松山市にある道後温泉本館は、日本最古といわれる道後温泉を代表する歴史ある共同浴場です。明治27年(1894年)に建てられた木造三層楼の美しい建物は、平成6年に公衆浴場として初めて国の重要文化財に指定されました。
約6年にわたる保存修理工事も完了し、現在は創建当時の趣を感じながら入浴を楽しめます。
歴史と文化が息づく館内で、130年以上受け継がれてきた名湯をゆっくりと満喫してみてはいかがでしょうか。

道後温泉駅|レトロな駅舎が迎える温泉街の玄関口

道後温泉駅は、伊予鉄道(路面電車)の終着駅であり、道後温泉観光の玄関口です。
現在の駅舎は明治44年(1911年)の洋風駅舎を再現したもので、白い外壁と緑色の装飾が印象的なレトロな建物となっています。
2017年には駅舎内にスターバックスがオープンし、歴史ある駅舎の雰囲気をそのまま生かした全国でも珍しい店舗として人気を集めています。駅前には「坊っちゃん列車」の展示や、からくり時計、足湯などもあり、到着した瞬間から道後らしい風情を楽しめます。
ちなみに路面電車は駅とは言わず電停ですが、ここだけは道後温泉駅という言い方になっています。

坊っちゃん列車は、夏目漱石の小説『坊っちゃん』に登場した蒸気機関車をモデルに復元された観光列車です。
明治21年(1888年)から約67年間、松山の人々の足として活躍した軽便鉄道を再現しており、現在はディーゼルエンジンで走行しながら、煙や汽笛で蒸気機関車の雰囲気を演出しています。
2001年から復元運行が始まり、道後温泉や松山市駅などを結ぶ人気の観光列車として親しまれています。

放生園のからくり時計|道後温泉の人気フォトスポット

放生園にある「からくり時計」は、道後温泉を代表する人気スポットの一つです。
平成6年(1994年)、道後温泉本館の改築100周年を記念して設置されました。
毎日決まった時間になると時計がせり上がり、夏目漱石の小説『坊っちゃん』の登場人物たちが音楽とともに姿を現します。

道後温泉駅から徒歩すぐの場所にあり、観光客の待ち合わせ場所としても親しまれています。
隣には無料で利用できる足湯も整備されているため、散策の途中にひと休みしながら、道後温泉らしい風情を楽しめます。

正岡子規像|文学の街・松山を代表する俳人

正岡子規は、明治時代を代表する俳人・歌人・文学者で、松山市が生んだ偉大な文化人です。俳句や短歌の近代化に大きく貢献し、夏目漱石とも親交があったことでも知られています。

道後温泉駅前の放生園には、野球好きとしても知られた子規の銅像が設置されています。学生服姿で野球のバットを手に腰掛ける姿は、文学だけでなく野球文化の普及にも尽力した子規らしさを表現しています。

道後温泉周辺には、正岡子規ゆかりの史跡や文学碑も数多く残されており、温泉街を歩きながら松山の歴史と文学に触れられるのも、この街ならではの魅力です。

歴史ある温泉、レトロな街並み、そして文学の香りが漂う道後温泉。ゆっくりと散策しながら、松山ならではの魅力を存分に味わってみてはいかがでしょうか。

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