DNA鑑定というシステムがもたらした動物たちの種類鑑定で驚きの結果が!

アフリカトガリネズミ目テンレック科ヒメハリテンレック属
和名: ヒメハリテンレック(姫針天鼡)
学名: Echinops telfairi
英語名: Lesser hedgehog tenrec
アフリカの東にあるマダガスカル島の固有種で、ハリネズミとは種類が違い、また針もハリネズミほど硬くはない動物です。
また半樹上性で、地面も歩くし木登りもするので飼育する場合は上下運動が出来るように枝を入れておくのもいいかと思います。
見た目ではなく「遺伝子」がつなぐ意外な共通点
かつては、見た目や歯の形が似ていることからハリネズミやモグラと同じ「食虫目(現在の真無盲腸目)」に分類されていました。しかしDNAを調べた結果、ハリネズミとは全くの赤の他人であり、むしろ以下の動物たちと祖先を共有していることがわかりました。
長鼻目: ゾウ
管歯目: ツチブタ
海牛目: ジュゴン、マナティー
岩狸目: ハイラックス

和名: ケープハイラックス(岩狸 / イワダヌキ)
学名: Procavia capensis
英語名: Rock hyrax(または Cape hyrax)
撮影は広島県福山市動物園
大きさはネコくらいでしょうか?
生息地は主にアフリカ大陸(中部〜南部、東部)および中東(アラビア半島・紅海沿岸部)です。
イワダヌキといわれるくらいで、岩場が彼らの生活拠点となっています。
こちらも見た目は大型のギニアピッグ(モルモット)に似ていますが、ゾウやジュゴンに近い血統を持っています。

こちらは広島市安佐動物公園で2025年8月に誕生した「マルミミゾウ」のアオです。
お母さんのメイちゃんは来園当時: 2001年に西アフリカのブルキナファソから推定2歳のときに来園しました。
当時は一般的なアフリカゾウ(サバンナゾウ)として暮らしていました。
成長しても体が小さく、耳の形や牙の伸び方に違いが見られたことから、10歳頃(2009年)にDNA解析を行ったところ「マルミミゾウ」であることが判明しました。

広島市安佐動物公園のゾウ舎
遠近感もあるのだけれど、手前のアフリカゾウのタカと後ろのメイではメイがずいぶん小さく見えます。
いかがでしたでしょうか?
小さな小さなヒメハリテンレックから大きなゾウまでがDNAレベルでは親戚という動物の不思議
調べていくと面白い話がたくさんあって、知ると楽しい動物の話はしばらく続けたいと思います。
「DNAで動物の系統が分かったように、人間もDNAから祖先をたどれます」

