日本人でも知らない履き物⑲|ボッコグツとは?

雪国で生まれた“即席の防寒靴

見た目は、まるで布で作った長靴。
現代の靴とはまったく違う、素朴すぎる履き物です。

それが
👉 ボッコグツ(布長靴) です。


■ ボッコグツとは何か

ボッコグツは、
👉 布で作られた防寒用の履き物です。

革靴や長靴のように成形されたものではなく、

  • 足全体を包む
  • 中に布やワラを詰める
  • とにかく冷えを防ぐ

という構造になっています。

つまり

👉 「履く防寒具」

というのが本質です。


■ 名前の意味(ここがポイント)

北海道の方言で「ぼっこ」は

👉 棒・木切れ・素朴なもの

という意味があります。

そこから

👉 「ボッコ=簡易的・手作りっぽいもの」

というニュアンスに広がり、

👉 ボッコグツ=簡易な布製の靴

という名前になりました。


■ なぜこの形になったのか

北海道の開拓時代では👇

  • 靴が手に入らない
  • ゴム製品がまだ普及していない
  • 極寒(氷点下の世界)

という状況でした。

そのため

👉 身近な素材(布)で防寒具を作る必要があった

結果として

👉 この“袋状の長靴”が生まれました。


■ 実用性はどうだったのか

正直に言うと👇

  • 水に弱い
  • 凍ると硬くなる
  • 長時間の使用は厳しい

👉 現代基準ではかなり不便

しかし当時は

👉 命を守る最低限の装備

として使われていました。


■ 余談:ぼっこ手袋との共通点

北海道には

👉 親指だけ分かれた「ぼっこ手袋」

というものもあります。

形が棒(ぼっこ)のようで、

👉 ここでも「素朴・簡易」という意味が共通

しています。


■ まとめ

ボッコグツは

👉 「靴」ではなく「防寒具」

として生まれた履き物です。

過酷な環境の中で、

👉 “あるものでなんとかする知恵”

が形になったものと言えます。