『北の国から ’89帰郷』天窓のある喫茶店 純とれいちゃんが札幌で再開したシーン

名作ドラマ『北の国から ’89帰郷』。
ファンなら誰もが胸を熱くする、札幌での名シーンを覚えているでしょうか。
旭川の定時制高校に通うれいちゃん(横山めぐみ)と、東京で泥にまみれながら生きる純くん(吉岡秀隆)。
すれ違いを続けていた二人が、雪の降る札幌の街で奇跡的な再会を果たします。
そのとき、れいちゃんが「ねえ覚えてる!? あの時いってた、天窓のある喫茶店の話」と嬉しそうに純くんを連れて行った場所。それが、札幌の円山にかつてあった「可否茶館 円山店」でした。

場所は札幌の円山動物園の近く
ドラマの中で、二人はガラス張りの三角屋根の下、2階の席に座ります。
天窓の上には、しんしんと冷たい雪が舞い落ちていく。
それとは対照的に、あたたかい光が差し込む店内で、少し大人びた二人がコーヒーを挟んで向かい合う。
「東京、いっぱいいいことあった?」と尋ねるれいちゃん。
東京での厳しい現実に傷つき、素直に答えられない純くん。
じれったくて、不器用で、だけどお互いを想う気持ちが痛いほど伝わってくる。あの美しい天窓の光と影は、二人の揺れ動く青春そのものを映し出しているようでした。
あまりいいたくないけど、この喫茶店の裏側は墓地でそれほどロマンチックな場所ではなかった・・・ドラマの放送後は、全国からファンが詰めかけ、「天窓の下の特等席」でコーヒーを飲むことがファンにとっての聖地巡礼となりました。
残念ながら、時代の流れとともに2階の喫茶スペースが閉鎖され、その後2015年末に多くのファンに惜しまれながら閉店・解体されてしまいました。現在はもう、このノスタルジックな建物自体を見ることはできません。
つづく・・・・

