強風が吹き荒れる最果ての街 稚内市だが、見どころ満載というのも面白いところです。

駅からそれほど遠くない丘の上に稚内公園があります。
20代なかばのころ・・・1985年代 ここには南極物語で主役級の演技を行ったタロ・ジロ(エスキモー犬)が映画撮影後に係留されていました。
広い敷地に囲いのなかで走り回っていたけれど、けっこう吠えまくっていて 「あれ?ほんとに映画の犬たち?」と思ったけど、大切にされていたようです。

樺太犬供養塔はユニークな三角錐(ピラミッド型)の形をしています。
この形状には大きな意味があります。南極観測隊が真っ白な雪原を進む際、道標(みちしるべ)として積み上げた石の山「ケルン」をモチーフにしているためです。表面には秩父硬石が張り巡らされ、中央には樺太犬のレリーフがはめ込まれています。

すぐ隣には、ジロをモデルにしたブロンズ像が立つ「南極観測樺太犬記念碑」もあり、その台座には実際に南極から持ち帰られた白い石が埋め込まれています。

第二次世界大戦の悲劇を伝える九人の乙女の像
この碑は、1945年(昭和20年)8月20日、かつて日本領だった樺太(現在のサハリン)の真岡(まおか)郵便局において、戦火のなかで自決した9人の若き女性電話交換手を慰霊するために建てられました。
- 終戦後のソ連軍侵攻: 8月15日に日本が終戦を迎えたにもかかわらず、その5日後の8月20日朝、ソ連軍が真岡への上陸を開始し、町は激しい戦火に包まれました。
- 通信死守の使命感: 住民の避難が続くなか、当時17歳から24歳だった若い女性交換手たちは、本土(稚内など)への緊急連絡や避難誘導の電話回線をつなぎ続けるため、砲撃のなかでも交換台を離れませんでした。
- 集団自決: ついに局舎のすぐ近くまでソ連軍が迫り、これ以上の業務継続が不可能となった時、彼女たちは用意していた青酸カリを飲み、職責を果たしたまま自ら命を絶ちました。
「皆さん、これが最後です。さようなら、さようなら」
彼女たちが交換台越しに本土へ送った最期の言葉です。電信の向こうから聞こえたこのメッセージを最後に、真岡郵便局からの通信は途絶えました。
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