
日本の美しい風景や、自然が育んだ伝統の息吹を写真とともにご紹介する「日本の自然を一緒に辿る」。
今回は、一昨日の素晴らしい秋晴れの中、EOS 5D Mark IIIとEF24-105mm F4Lの相棒とともに訪れた、山口県柳井市の「白壁の町並み保存地区」の情緒あふれる景色をご紹介します。
🏮 漆喰の白壁に鮮やかに映える、夏の終わりの風物詩「金魚ちょうちん」
瀬戸内の明るい陽光が照らす中、一歩足を踏み入れると、そこには江戸時代の情緒を今に伝える美しい白い漆喰(しっくい)の壁と瓦屋根の街道が広がっていました。
この美しい街並みの軒先で、心地よい秋風に吹かれてゆらゆらと揺れているのが、柳井の伝統民芸品である「金魚ちょうちん」です。
フルサイズセンサーならではの豊かな階調表現と、Lレンズの大光量による美しい背景ボケを活かし、手前の金魚のウルウルとした可愛らしい瞳にピントを合わせてシャッターを切りました。白壁のノスタルジックな白と、ちょうちんの鮮烈な赤のコントラストがファインダー越しに最高に美しく映え、日本の伝統的な「涼」と「和」の美しさを改めて実感させてくれます。
🌲 時の止まったような静寂。甘露醤油の蔵に眠る「和の美意識」
柳井の名産といえば、2度仕込みで極上のコクと香りを誇る伝統の「甘露醤油」です。何百年もの歴史を刻んできた醤油蔵を巡る中で、ふと足を止めた素晴らしい庭先(中庭)の景色がありました。

どっしりと威風堂々に枝を広げる見事な五葉松。その下には、長い歳月を経て青々とした美しい苔(あるいは藻)がみっちりと表面を覆った、丸い石手水(つくばい)がそっと据えられています。
竹の筧(かけひ)から絶え間なくトントンと流れ落ちる清らかな水が、静かに波紋を広げるその瞬間。5D Mark IIIの繊細な描写力は、水滴のきらめきや、湿り気を帯びた苔のグラデーション、そして背景の白壁の陰影までを、空気の震えごと完璧に捉えてくれました。
高級なお店で見る洗練された庭園とはまた違う、職人たちの歴史と暮らしの中に息づく「侘寂(わびさび)」の極致がここにありました。

💬 散歩を終えて:日本の美しい伝統と自然を次世代へ
雲ひとつない完璧な秋晴れに恵まれた今回の柳井ドライブ。美しい白壁、鮮やかな金魚ちょうちん、そして醤油蔵の静かな和風庭園と、五感のすべてで日本の美しい秋の情景と伝統文化の深みを辿ることができた、最高に贅沢な時間となりました。

皆様もカメラを片手に、この歴史と自然が美しく調和する柳井の街をのんびり歩いてみませんか?きっと、忙しい日常を忘れさせてくれる優しい時間が待っていますよ。
🐾 次の美しい日本の風景もお楽しみに!
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