
2015年に訪れた岩国基地フレンドシップデー。
この日は朝からあいにくの雨模様で、正直なところ「今日は厳しいかもな」という空気が流れていました。
それでも現地に来ている以上、何かしらは見られるだろうと期待しながら待機。
そして結果的には、雨の中でもブルーインパルスが飛行するという、なかなか珍しいシーンに立ち会うことができました。

地上では、濡れたエプロンに整列する隊員たちと機体。
普段の晴天時とは違い、どこか緊張感のある静かな雰囲気です。
機体誘導のシーンも、雨で視界が悪い中での慎重な動きが印象的でした。
濡れた機体に反射する光や、水しぶきを上げながらのタキシングは、このコンディションならではの見どころ。

正面からのカットでは、ライトの反射が路面に映り込んで、むしろ雨の日の方が画になる瞬間もあります。
こういう条件は撮影としては難しいですが、その分「普段とは違う写真」が残せるのが面白いところです。

そして離陸後。
編隊は雲の中へと吸い込まれるように上がっていき、完全な演目とはいかないものの、雨の中でのフライトをしっかり見せてくれました。
視程が悪く、機体が一部霞むようなシーンもありましたが、それも含めてこの日の記録。
むしろ印象に残るフライトだった気がします。

ブルーインパルスといえば青空のイメージが強いですが、こういう天候での展示はそう多くありません。
だからこそ、この日の写真は今見返しても少し特別に感じます。
雨のフレンドシップデーは決してベストコンディションではないけれど、
その分だけ“いつもと違うブルーインパルス”が見られる一日でした。
